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次期NHK朝ドラヒロイン・尾野真千子、だんじり祭りに「活力もらった」

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大正時代のだんじり祭りシーン撮影にて 「カーネーション」出演者
大正時代のだんじり祭りシーン撮影にて 「カーネーション」出演者

 22日、京都・東映太秦映画村にて、2011年後期のNHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」の第1回目の見せ場となるだんじり祭りのシーン撮影が行われ、主演の尾野真千子ほかキャストが集結。尾野は初めてだんじり引きを間近にし、「やっぱりすごかったです」「これから約9か月間頑張っていく活力をもらいました」と興奮冷めやらぬ様子で撮影を振り返った。

 NHK連続テレビ小説「カーネーション」は、世界的ファッションデザイナーのコシノ三姉妹の母、小篠綾子さんをモデルにした物語。大阪・岸和田市を舞台に大正生まれのヒロインの波瀾(はらん)万丈な人生を描く。女手ひとつで3姉妹を育て上げたパワフルな「大阪のおかあちゃん」を演じるのは、1,850人が参加したオーディションを勝ち抜いた尾野真千子。放送第1回の見せ場で、本作の脚本を担当する渡辺あやが「どうしても第1回の頭にこの『だんじり』というものを持ってきたい」と熱望し、実現したこの大正時代のだんじり祭りシーン撮影について、尾野は「やっぱりすごかったです。本番の祭り(9月)がより一層見たくなりました。だんじりを見たり、その迫力ある掛け声を聞いたりして、これから約9か月間頑張っていく活力をもらいました」と振り返り、パワーを得た撮影となったようだ。

 またこの日の撮影には、尾野演じるヒロイン・小原糸子の子ども時代を演じる二宮星、父・小原善作役の小林薫、母・小原千代役の麻生祐未、祖母役の正司照枝、妹役の柳生みゆ、同級生・吉田奈津役の栗山千明、髪結屋の濱田マリほか須賀貴匡尾上寛之田丸麻紀が撮影に参加。14歳の設定から撮影が始まり1週間がたったという尾野は、「まだまだ探りながら、ほかの出演者の方と一緒にやらせていただいています」と試行錯誤して撮影にのぞんでいることを明かす。14歳の糸子を演じるにあたって「けっこうテンションを上げて、いつもにこにこ、走って、騒いで、けんかして、というのが続いていますが、楽しんでいます。(14歳の糸子を演じることは)なかなか難しいところではありますが、わたしはこの現場が合っているみたいです(笑)」と早くも現場になじんでいる様子を見せた。

 この日初めて共演者に会ったという栗山は、着物の着付けをされて自身の役柄を改めて実感したという。また今まで方言を使った演技はしたことがないと言い、「岸和田弁がわたしの課題。『気持ち』と『ことば』というものをうまく操れるのかということが一つ課題かなと思いますが、皆さんに教えていただきながらやっていけたらなと。そうやって気持ちよく(ライバルの糸子と)ケンカして(笑)、やっていきたいと思っています」と抱負を語った。岸和田の風物詩ともいえる「だんじり祭り」から始まる本作。その盛り上がりに期待したい。(編集部・小松芙未)

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