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笑いは世界共通!中東でアメリカのスタンドアップ・コメディを披露したドキュメント

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(左から)アンジェロ・サローチャス、エリック・グリフィン、テッド・アレキサンドロ、アハメド・アハメド
(左から)アンジェロ・サローチャス、エリック・グリフィン、テッド・アレキサンドロ、アハメド・アハメド

 中東系のアメリカ人コメディアンが、中東を訪れてコメディを披露した姿をドキュメントした映画『ジャスト・ライク・アス(原題) / Just Like Us』について、監督兼コメディアンのアハメド・アハメドが、彼の仲間のコメディアン、エリック・グリフィン、テッド・アレキサンドロ、アンジェロ・サローチャスらとともに語った。

 同作は、エジプト系アメリカ人のコメディアン、アハメド・アハメドが、中東の国々の人々はあまりユーモアを持ち合わせず、ほとんど笑わないというアメリカ人が持つ先入観を払しょくするために、仲間のコメディアンとともに中東(ドバイ、レバノン、サウジアラビア)でスタンドアップコメディを披露し、中東の人たちが楽しむ文化もたいしてアメリカと変わらないことを証明していくドキュメンタリー作品。

 コメディアンのアハメドが、監督することになった経緯について「僕と仲間のコメディアンはコメディのツアーを行うために、よく中東に旅行することが多かったんだ。そのツアーを終えてアメリカに帰ると、アメリカの友人から中東で何をしていたのか聞かれ、そんな彼らのために、もしこのコメディのツアーの映像を残せたらと思ったのがきっかけになったんだ。後は、個人的に映画製作を学びたかったからでもあるんだよ」と語った。

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 アハメドは、過去にドバイに入国できなかった経験があるそうだ。「ドバイでは、宗教関係のジョークはタブーなんだ。ただ、僕が入国できなかったのは、ドバイでのコメディツアーのパフォーマンスが理由ではなく、僕がアメリカで行ったスタンドアップコメディがDVD化され、それをある人がユーチューブに載せたさいに、ドバイの政府機関の人たちがこの映像をチェックしていたみたいなんだ。そして、その映像には僕がイスラム教を冒涜したものや、さらにドバイの都市についても批判していたものがあったんだ。そのためパスポートが没収され、その時は入国できなかったんだよ」と明かした。そんな過去に苦い経験があるアハメドだが、今回のコメディツアーでは、ドバイでもパフォーマンスを行うことができたようだ。

 また、中東とアメリカの反応の違いについてテッド・アレキサンドロは「僕はコメディアンになってもう17年になるが、アメリカのコメディクラブにスタンドアップコメディを観に来る観客のほとんどは、大概テレビやライブショーでコメディを観ていて、どこか見慣れていて、つまらなそうに観ている人も居るが、中東では僕らが感動するくらい観客の興奮が伝わっているんだ! その反応は、僕らがなぜコメディアンになったかを実感させてくれるものでもあるんだよ!」と語ったように、コメディアンとしての喜びをしっかりと味わうことができたようだ。

 映画は、中東の文化に対しての我々が持つ先入観を覆し、笑いというものが世界共通なものであることを痛感させてくれる映画に仕上がっている。監督兼コメディアンのアハメドは、中東以外の別の国での撮影を考えていることも話してくれた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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