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「シティーハンター」最初で最後のフィギュア化!?「もっこりリョウちゃん」の完全再現に原作者も感心!

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このクール→もっこりのギャップこそが魅力の一端!?
このクール→もっこりのギャップこそが魅力の一端!? - (C)北条司/NSP 1985

 アニメ化のみならず、ジャッキー・チェン主演で実写映画化されたこともある北条司の人気マンガ「シティーハンター」から、主人公・冴羽リョウと野上冴子が初フィギュア化される。ハリウッド作品のキャラクターフィギュアを制作していたホットトイズが新たな分野に挑戦した作品で、監修を務めた原作者の北条をして「よく立体化したなと感心します」と言わしめる出来栄え。もちろん、おなじみの「もっこりリョウちゃん」も再現することができる。

 今回フィギュア化された「冴羽リョウ」は、これまでハリウッド作品のキャラクターフィギュアを手掛けてきたホットトイズが新たな分野に踏み出した一作であり、その意気込みが十分に伝わってくるクオリティー。スイーパーとして悪を討つクールな冴羽リョウは、魅力的な表情を再現するために一つ一つがハンドペイントで塗装が施されており、コスチュームはシルエットまで原作に忠実に作りこまれているというから驚きだ。そして、もちろんこれだけでもカッコイイことに違いはないのだが、原作やアニメを知っている身からすると、クールなリョウとは対照的な「もっこりリョウちゃん」のヘッドパーツが用意されていることに喝采(かっさい)を上げずにはいられないはず。見慣れたマヌケヅラにはお似合いのレースのブラジャーまで付属しているという凝りようは、原作の世界観を知り尽くしているからこその演出だろう。

 また、「冴羽リョウ」と同時発売される「野上冴子」は、リョウを魅惑する美ぼうの女刑事だが、体のラインを強調するジャケットとスリットが入ったスカートは、しなやかな肢体とセクシーさを十分過ぎるほど表現。愛用のナイフはガーターベルトに装着したホルダーに収納できるなど、細かなアイテムに至るまで完全再現しているのはさすがの一言で、よくよく見てみれば、リョウの愛用の銃・コルト・パイソン357マグナム同様に、ディテールにこそ神が宿るという言葉の意味を今一度知らしめてくれるはずだ。

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 国内外で高い人気を誇る同マンガではあるものの、意外にも今回が初フィギュア化。それでありながら、監修を務めた北条が「フィギュアになるのはこれきりじゃないかな」とコメントしているのは、マンガのキャラクターを立体化するのがとてつもなく難しいからだ。マンガは、二次元でいかにかっこよく見せるかにスポットが当てられているため、描いてあるままに立体化すると、いびつな人間になってしまう。それに加えて、長期連載であれば絵も変化するため、フィギュア化するための一つのイメージに収束されるのは至極困難。それだけに、本アイテムに対しては「よく立体化したなと感心します」と北条も今回のフィギュアには賞賛の声を惜しまない。これが最後のフィギュアになるかも……という発言は、裏を返せば、本作のクオリティーが限りなく最高に近いものであることを原作者自身が保証しているということだろう。

 日本でのテレビアニメ化やアニメ映画化はもちろんのこと、1993年にはジャッキー・チェンと後藤久美子で実写映画化された本作は、現在実写版ドラマが韓国で制作されているなど、連載終了後なお続く本作の人気を実感させられる。その、待望の初フィギュア化は、北条が「『これおもしろいね』『すごいね』って思ってくだされば幸いです」と言うとおり、ただただ感心するためにだけでもぜひとも見ておきたい代物になっている。(編集部・福田麗)

「【コミック・マスターピース】 『シティーハンター』1/6スケールフィギュア 冴羽 リョウ」「【コミック・マスターピース】 『シティーハンター』1/6スケールフィギュア 野上 冴子」は2011年12月発売予定 価格: 各1万9,800円(税込み)

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