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常盤貴子、「神様の女房」で夫婦役を努めた筒井道隆とのきずなを強めたのは「ONE PIECE」!

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撮影の裏話を披露した常盤貴子と筒井道隆
撮影の裏話を披露した常盤貴子と筒井道隆

 16日、渋谷のNHK放送センターで土曜ドラマスペシャル「神様の女房」第1回完成試写会が行われ、本作で夫婦役を演じる常盤貴子が、共演の筒井道隆とのきずなを強めたのは人気マンガ「ONE PIECE」であると告白し、会場をなごませた。この日はほかに真鍋斎NEPエグゼクティブ・プロデューサーも出席した。

 現在の松下グループの基礎を築き、国内外で「経営の神様」として尊敬の念を集める松下幸之助さん。そんな偉人として知られる松下さんを生涯にわたって支え続け、「もう一人の創業者」と称される、むめの夫人にスポットを当てて、松下グループの成長を二人三脚で推し進めていく夫婦の姿を描き出すのが本ドラマだ。全3話予定の本ドラマの、この日は「第1回」が報道陣に披露された。

 ドラマ上映後、報道陣の前に登場した常盤は黒の着物姿で登場。「普段、自分が出たドラマは客観的には観られないんですけど、これは別でした。あの偉大な松下幸之助さんも一人の人間なんだなと思えるドラマです。あの松下幸之助が家庭でどのような苦悩があったのか。それは本には載っていないことなので、珍しいと思います。松下さんが好きな人なら興味深い内容だと思います」と本作についてアピール。松下幸之助さんを演じる筒井とは、舞台「砂の上の植物群」、ドラマ「玉蘭」に次いで3度目の共演となる。「1本目は、わたしにとって初舞台でした。やはり初舞台のときの共演者は特別なんで、筒井さんには足を向けて寝られないんです。なのに筒井さんは『スター・ウォーズ』の話とか、よくわからない話ばかりしていて、意味がわからなかった。さらにその舞台のキーになるものを忘れたと言って、袖に取りに帰ったりして。わたしは舞台上に一人で取り残されて、何なの? この自由さと思った。2回目のときも上海でロケだったんですけど、やはりフラーっとどこかに行ってしまって。相変わらずわからない方だなと思っていました」と筒井の天然さに驚きを隠せない様子。

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 しかし今回は二人に思わぬ共通点が見つかったという。「二人が『ONE PIECE』が好きなことがわかったんです。今回はセリフが多くて、煮詰まることもあったんですけど、そのときは『ONE PIECE』の話をして。ようやく初舞台のときの気持ちに戻ることができました」といたずらっぽく笑うと、筒井は「何をおっしゃいますやら」と照れくさそうな表情に。しかし「今回は常盤さんと仲良く楽しくできたので、その楽しんでいる感じが幸之助とむめのさんに投影されていればいいなと思います」と本作の見どころを付け加える筒井だった。

 監督に黛りんたろう、脚本にジェームス三木という一流のスタッフが参加した本作。幼少のころに大阪にいたことのある三木による脚本は、人間味豊かな夫婦のあり方を非常に魅力的に活写していく。三木自身が「今回の作品ではナレーションも回想シーンも心の声も排除して、本来のドラマへの回帰を試みた。7割だけ見せて、残りの3割は視聴者の想像と解釈にゆだねたい。あってもなくてもいい場面はあってはならないのである」とコメントを寄せている通り、見終わった後に非常に豊かな余韻を残すドラマとなっている。また、柔らかい光に包まれた画面も、夫婦の温かなドラマに彩りを添えている。(取材・文:壬生智裕)

土曜ドラマスペシャル「神様の女房」は10月1日午後9時よりNHK総合にて放送スタート(全3回)

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