ウディ・アレンの集大成!キャリア最大のヒット作『ミッドナイト・イン・パリ』日本版予告編解禁!
先日の第84回アカデミー賞で3度目の脚本賞を受賞したウディ・アレン監督キャリア最大のヒット作『ミッドナイト・イン・パリ』の日本版予告編が公開され、アレン監督の集大成ともいえる作品内容の一部が明らかになった。
昨年5月に開催された第64回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、盛大な拍手をもって迎えられた本作。全米公開はたった6館の劇場でスタートしたが、勢いそのままに1,000館を超え、アメリカ国内の興行収入は5,000万ドル(約40億円)を突破。アレン監督の長いキャリアにおいて最大のヒットを記録した。
また、アレン監督が初めて全編パリを舞台にした本作は、フランス大統領夫人カーラ・ブルーニの出演や、クエンティン・タランティーノ監督が選んだ「2011年映画ベスト11」の第1位に輝くなど、5月の日本公開を前に話題は尽きない。そんな中、歴史上の偉人が多数登場する日本版予告編が解禁された。
『ミッドナイト・イン・パリ』は、映画『アニー・ホール』『ハンナとその姉妹』などの名作を生み出したアレン監督の世界観がエンターテインメント性たっぷりに凝縮され、集大成ともいえるロマンチック・コメディー。作家の夢が捨てきれない主人公ギルが、愛するパリで時空を越えた出会いを果たしていくファンタジックなドラマだ。
パリの魅力的な街並みを生かした画(え)作りは秀逸で、くせのある主人公ギルをほどよい脱力感で演じるオーウェン・ウィルソンも見事。真夜中のパリの街に鐘が鳴り響くと、2010年にいるはずのギルの環境は1920年代へタイムスリップ! そして、敬愛してやまないフィッツジェラルド夫妻やヘミングウェイ、ダリなど偉人が次々と登場し、ギルの生活は大きく変化する。
将来への悩みを抱えている大人にとっては、ギルを通して胸に突き刺さるメッセージがあるかもしれない。そして何よりも、アレン監督が紡ぎ出した“おとぎ話”に酔いしれる人が続出しそうだ。(編集部・小松芙未)
映画『ミッドナイト・イン・パリ』は5月26日より新宿ピカデリーほか全国公開