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塚本晋也、行定勲も参加した人気企画に『春との旅』小林政広監督が参加!

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小林政広監督(1月23日から2月3日まで開催されたロッテルダム国際映画祭で撮影)
小林政広監督(1月23日から2月3日まで開催されたロッテルダム国際映画祭で撮影) - Photo:Harumi Nakayama

 映画『春との旅』で知られる小林政広監督が、韓国で開催される第14回全州(チョンジュ)国際映画祭のデジタルプロジェクト「三人三色」に参加することがこのほど、同映画祭から発表された。

 三人三色は、同映画祭の名物企画で、毎年アジアの気鋭監督3名を選出し、各自が共通のテーマで30分以上の作品を制作し、オムニバス形式で上映している。これまでも日本から河瀬直美青山真治諏訪敦彦塚本晋也行定勲といったそうそうたる面々が参加している。

 三人三色で制作された作品は、全州国際映画祭で上映後、世界各国の映画祭で上映されるほどの人気ぶりで、特に昨年制作されたイン・リャン監督の『私には言いたいことがある』は、ロカルノ国際映画祭で監督賞と女優賞をW受賞しており、なお一層の注目が集まっている。

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 今年プロジェクトに挑むのは、全州国際映画祭から“日本の生きる伝説“という称号が付けられた小林監督のほか、“中国の詩人”こと映画『キムチを売る女』のチャン・リュル監督、“インドネシアの未来”こと映画『動物園からのポストカード』がインドネシア初のベルリン国際映画祭に選出されたエドウィン監督。そして三人には、「ストレンジャー」というテーマが与えられた。

 小林監督作品のタイトルは、カーク・ダグラスが主演した映画『逢う時はいつも他人』(1960)の原題(「ストレンジャーズ・ウェン・ウィー・ミート / Strangers When We Meet」)からインスパイアーされた『ストレンジャーズ・ウェン・ウィー・メット(原題)/ Strangers When We Met』で、家庭内別居中の夫婦を主人公にした人間ドラマ。夫婦役を女優・中村優子と小林監督自身が務めた。

 小林監督は、本作について、「昔書いた脚本で、家庭内別居中だけど食卓だけは共にするシュールな話。映画『愛の予感』(2007)の延長線上という感じですね。ちょうど社会的な問題を扱った『日本の悲劇』を撮った後だったので、良い気分転換になりました」と語っている。三監督の“競演“は、大きな話題を呼びそうだ。(取材・文:中山治美)

第14回全州国際映画祭は4月25日から5月3日まで開催

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