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元NHKアナが手掛けた問題作が劇場公開決定!日米の原発事故をテーマにしたドキュメンタリー

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原発問題に対する世間の認識に警鐘を鳴らした堀潤氏
原発問題に対する世間の認識に警鐘を鳴らした堀潤氏

 1日、元NHKキャスター堀潤氏が制作した日米の原発事故をテーマにしたドキュメンタリー映画『変身 - Metamorphosis』上映会がシネマート新宿にて行なわれ、上映後、堀潤氏と岩井俊二監督、元原発作業員の林哲哉氏がトークショーを行った。堀氏は、原発事故から2年8か月がたった現在、「危機」への空気が大きく変わってしまったことへ警鐘を鳴らした。

堀潤氏&岩井俊二監督フォトギャラリー

 本作は、堀氏が米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学中に制作した日米の原発事故をテーマにしたドキュメンタリー映画。所属していたNHKより学外での上映を禁止されたことにより、内容を一般の人に伝えることができなかったが「少しでも多くの人々に事実を知ってもらえたら」という堀氏の願いがかない、宮崎県キネマ館での上映(12月1日~7日)、そして2014年2月15日~28日まで渋谷アップリンクでの公開が決定した。堀氏は「配給会社さんのおかげです。劇場での公開は諦めていたので、嬉しかったですね。しかもアップリンクで上映してもらえるということは意味があります」と笑顔を見せ、映画の広がりを期待していた。

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 トークショーでは、岩井監督や元原発作業員の林氏と共に、現在の原発に対する空気に言及した堀氏。「事故からまだ2年8か月しかたっていないのに、遠い過去の出来事のような空気が流れています」と警鐘を鳴らすと、岩井監督も「放射能という目に見えない脅威の中で、危機意識もって生きていくことがどれだけ難しいかを感じています」と自らにも言い聞かせるように現状を嘆く。林氏も、自らが原発の現場で経験してきた、多重下請け構造の問題点などを赤裸々に語った。

 堀氏は、NHK退局後、NPO法人「8bit News」を立ち上げパブリックアクセスの実現を掲げている。「メディアが伝えないこと、伝えられないことをどんどん拾って、真実を伝えていきたい」。原発問題についても「いろいろな人を巻き込みながら(原発事故にあった地域を)現状復帰まで持っていくにはどうしたらいいのかを話しているだけなのに『国家を転覆しようとしているのか!』という風に思われてしまうこともあります。人々の生活を揺るがすようなエネルギー問題は、多くの人の力でよってたかってオープンにしていかないと」と強い思いで語った。(磯部正和)

「変身 Metamorphosis メルトダウン後の世界」はKADOKAWAより発売中(税込:1,470円)

ドキュメンタリー映画『変身 - Metamorphosis』は2014年2月15日~28日まで渋谷アップリンクで公開

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