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高畑勲の回顧展が初開催!創造の軌跡を辿る

展覧会メインビジュアル
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 昨年82歳で亡くなった高畑勲監督(1935~2018)の業績を総覧する初の回顧展が7月2日から10月6日にかけて東京国立近代美術館にて開催されることが明らかになった。

水彩画のような美しさ『かぐや姫の物語』場面カット【画像】

 「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの Takahata Isao: A Legend in Japanese Animation」と題した本展は、戦後の日本のアニメーションの基礎を築いた高畑監督の業績を「演出」というポイントに注目し、多面的な作品世界の秘密に迫るもの。制作ノートや絵コンテなど、多数の未公開資料も紹介されるという。

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 日本の風土や庶民生活のリアリティーを表現するとともに、日本人の戦中・戦後の歴史を再考するようなスケールの大きな作品を制作してきた高畑監督。初の長編演出(監督)となった『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968)から、デジタル技術を駆使して手描きの線を生かした水彩画風の描法に挑んだ『かぐや姫の物語』(2013)まで、常に今日的なテーマを模索し、新しい表現方法を徹底して追求した革新者としての足跡を追うことができる。(編集部・大内啓輔)

「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの Takahata Isao: A Legend in Japanese Animation」は7月2日(火)から10月6日(日)まで東京国立近代美術館にて開催(10時~17時、金・土は21時まで、月曜休館、祝日または祝日の振替休日となる場合は開館し翌日休館)

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