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デヴィッド・フィンチャー、新作で1シーンに200テイク!

これぞデヴィッド・フィンチャー
これぞデヴィッド・フィンチャー - Matt Winkelmeyer / Getty Images for SBIFF

 1シーンあたり何十回とテイクを重ねることで知られるデヴィッド・フィンチャー監督の完璧主義者ぶりは、新作映画『マンク(原題) / Mank』でも健在だ。出演者のアマンダ・セイフライド(『マンマ・ミーア!』)が、あるシーンでは「多分200テイク位撮ったと思う」とColliderに明かした。

【画像】超キュート!来日時のアマンダ・セイフライド

 『マンク(原題)』は、監督の今は亡き父ジャック・フィンチャーが脚本を執筆した、『市民ケーン』の脚本家ハーマン・J・マンキウィッツの伝記映画。オーソン・ウェルズ監督との対立などが描かれる。フィンチャーにとっては『ゴーン・ガール』(2014)以来の監督映画で、主演はオスカー俳優ゲイリー・オールドマン。1930年代の映画の雰囲気を持った作品になっているといい、今年秋にNetflixでの配信を予定している。

 女優のマリオン・デイヴィス役を務めたアマンダは、本作の撮影を「正直に言って、今までで一番大変だった。でもとても興奮した」と表現する。「たくさんの人々がそろうシーンがあったのだけど、わたしたちはそのシーンに丸々1週間かけた。何回やったかは言えないけど、たぶん200回位だと思う。間違っているかも。少なく見積もっているかもしれない。わたしのセリフは一言もない1シーンの撮影に、5日かかった。『それならただリラックスしていられるんじゃ?』と思うだろうけど、それは違う。なぜなら9~10のカメラアングルで狙われるから」と鬼才との緊張感に満ちた日々を振り返っていた。(編集部・市川遥)

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