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升毅が佐々部清監督を偲ぶドキュメンタリー、10月公開決定!場面写真も

大切な人を亡くした人々の心の拠り所・漂流ポストで手を合わせる升毅
大切な人を亡くした人々の心の拠り所・漂流ポストで手を合わせる升毅 - (C)2021 Team漂流ポスト

 俳優の升毅が自らの孤独と向き合い、生きることへの答えを探す旅に出るドキュメンタリー映画『歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3・11をたずねて』が、10月に公開されることが決定し、場面写真が公開された。

『歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3・11をたずねて』場面写真

 本作は、2020年3月の急逝した、映画『半落ち』などの佐々部清監督が、生前進めるも資金繰りなどの問題で止まっていた、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市にある“漂流ポスト”に関する映画化の企画をもとに、ドキュメンタリー映画として再出発した作品。プロデューサーを務めていた野村展代が、佐々部監督のサポートを受け、初監督として企画をスタートさせた矢先、佐々部監督が急逝。悩み抜いた結果、佐々部監督の盟友である升が合流する形で再始動した。気鋭の撮影監督、早坂伸が共同監督として参加したほか、佐々部組の伊嵜充則三浦貴大比嘉愛未中村優一らも出演している。

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 升は、漂流ポストを訪れたのち、鹿児島、山口と、佐々部監督のゆかりの地や親しかった人々を訪ねる旅に。監督の仲間たちから託された手紙を携え、再び漂流ポストを訪れた彼が、孤独と向き合い、ペンを手に取る。撮影を経て「別れの悲しみや苦しみ、絶望とどう向き合い、寄り添い、これからを生きていくのか…そんなことを目、耳、肌…五感を通して感じてきました」とコメントを寄せている。

 公開された場面写真では、升が岩手県陸前高田市を訪れ、漂流ポストに手を合わせ、手紙を読む姿や、佐々部家にて監督の遺影に対峙する様子、また、遺作『大綱引の恋』の舞台挨拶で佐々部監督の遺影を手にする三浦と比嘉の姿を見ることができる。(高橋理久)

以下、コメント全文

◆升毅
人は
生まれ・育ち・出会い・ハグクミ・愛しあい…そして別れる。

生まれきたものは多くの人や物、出来事と出会い、別れとも出会う。

絶望や苦しみからの解放、病気・災害など不慮の事故、突然死…
出会いに色々なカタチがあるように
別れのワケも様々。

「あるきはじめる言葉たち」の撮影では
大きな災害や、様々なカタチで大切な人を失った思いを
こころの言葉、文字にした言葉、無言の言葉…
たくさんの言葉の中で

別れの悲しみや苦しみ、絶望とどう向き合い、
寄り添い、これからを生きていくのか…

そんなことを目、耳、肌…五感を通して感じてきました。

出会いは選ぶことが出来るが、別れは選ぶことが出来ない。

様々な別れのコトバの旅を、映画館でご一緒しましょう。

◆野村展代(監督、脚本、プロデューサー)
大切な人に想いを届けたい。
そんな気持ち受け止める「漂流ポスト 3.11」に出会い、今は書くことが少なくなった「手紙」というものに改めて魅力を感じました。作品を準備する中で自分自身が「大切な人との別れ」に遭遇し自らも漂流ポストに手紙を書く立場になりました。その真摯な思いを映像に残すべく、俳優の升毅さんと1年間旅をしてきました。師匠である、故・佐々部清監督に届けたい私なりの手紙とも言える映画です。

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