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元俳優・高岡蒼佑、最後の出演作『CHAIN/チェイン』ポスター&場面カット公開

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『CHAIN/チェイン』ポスタービジュアル
『CHAIN/チェイン』ポスタービジュアル - (C) 北白川派

 劇団「大人計画」に所属する上川周作が主演を務め、昨年俳優引退を表明した高岡蒼佑の最後の出演作でもある映画『CHAIN/チェイン』のポスタービジュアルと場面写真が公開された。

公開された場面写真【画像】

 本作は、新撰組終焉の象徴と言われる“油小路の変”を通して、激動の時代をくぐり抜けた武士と庶民の生きざまを活写した時代劇。幕末の京都を舞台に、近藤勇率いる新撰組と、伊東甲子太郎率いる御陵衛士が、壮絶な抗争を繰り広げた事件の内幕を描く。オリジナル脚本の時代劇で、時に過去と現代が交差。幕末を生き抜いた無名の武士や庶民の眼差しを通じて、現代社会を俯瞰しようとする意欲作となっている。

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伊東甲子太郎役の高岡蒼佑

 主演の上川は、新撰組と御陵衛士の抗争に巻き込まれ、歴史的事件の裏で活躍する無名浪士の主人公を熱演。本作撮影終了後に俳優引退を表明した高岡は、新撰組から離脱し御陵衛士を結成する伊東甲子太郎を演じた。そのほか、新撰組の間者として御陵衛士に入る斎藤一役を塩顕治、新撰組副長・土方歳三役を大西信満、新撰組局長・近藤勇役を山本浩司、元新撰組五番隊組長・武田観柳斎役を渋川清彦が務めている。

 監督を『正しく生きる』などの福岡芳穂、脚本を『MOTHER マザー』などの港岳彦が担当。「5万回斬られた男」と呼ばれ数多くの時代劇で活躍、今年1月に逝去した福本清三さんの最後の出演作となった。

 公開されたポスターは、幕末と現代が交錯する本作の特徴を表した斬新なビジュアルに。斬りあう無名浪士と武士の姿と、現代の象徴である京都タワーが同時に存在している。11月、テアトル新宿、京都シネマほか全国順次公開。(清水一)

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