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新海誠3年ぶり新作『すずめの戸締まり』22年秋公開 日本各地の廃墟を舞台に少女の解放と成長描く

『すずめの戸締まり』ポスタービジュアル
『すずめの戸締まり』ポスタービジュアル - (C)2022『すずめの戸締まり』製作委員会

 『君の名は。』(2016)、『天気の子』(2019)に続く新海誠監督の3年ぶりとなる新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』が、2022年秋に公開されることが15日、都内で行われた製作発表会見で発表された。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる扉を閉めていく17歳の少女・鈴芽(すずめ)の解放と成長を描くロードムービーで、新海が原作・脚本・監督を兼任する。

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 『君の名は。』が興行収入250億円、『天気の子』が141億円を突破する大ヒットを記録(数字は日本映画製作者連盟調べ)。少年少女の物語を美しい色彩と音楽で描いてきた新海監督。新作では、見たこともない風景、人々との出会いと別れ、驚きと困難の数々のなか、それでも前に進む少女の物語が描かれる。
 
 会見では新作のポスタービジュアルが披露されると共に、新海監督が映画の概要やストーリー、製作までの経緯を説明。ポスタービジュアルは、「扉の向こうには、すべての時間があったーー」のキャッチコピー、雲が広がる青空、廃墟、そして古ぼけた扉などを配置したもの。会見には、新海監督の過去作品のヒロインの声優として、『君の名は。』宮水三葉役の上白石萌音、『天気の子』天野陽菜役の森七菜も登壇した。

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会見に登壇した新海誠監督

 キャラクターデザインを務めるのは、『君の名は。』『天気の子』のほか『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021)の作画監督を務めた田中将賀。作画監督は、『星を追う子ども』(2011)、『言の葉の庭』(2013)、『君の名は。』と新海監督作品を多く手掛けてきた土屋堅一。美術監督は『君の名は。』『秒速5センチメートル』(2007)などの丹治匠

 ストーリーは下記の通り。(編集部・石井百合子)

『すずめの戸締まり』ストーリー

 九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるでそこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。何かに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが……。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。星と、夕陽と、朝の空と。迷い込んだその場所には、すべての時間が溶け合ったような、空があった。不思議な扉に導かれ、すずめの戸締まりの旅がはじまる。

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