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豊嶋花&長澤樹のW主演で短編「冬子の夏」映画化

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主演を務める豊嶋花と長澤樹
主演を務める豊嶋花と長澤樹 - (C) 2022『冬子の夏』製作委員会

 2020年度の群馬県・伊参スタジオ映画祭にてシナリオ大賞グランプリを受賞した短編「冬子の夏」が、注目の若手女優・豊嶋花長澤樹のダブル主演で映画化されることが決定した。

 本作は群馬県中之条町を舞台に、自然豊かな環境に囲まれ、伸び伸びと、けれど繊細に高校3年生の夏を過ごす二人の姿を描く青春物語。高校最後の夏、進路を決められぬまま、ダラダラと過ごす主人公・冬子を豊嶋、冬子の唯一の理解者である親友・ノエルを長澤が演じる。

 脚本は受賞者の煙山夏美、監督は新進気鋭のCMディレクター・金川慎一郎が務める。撮影は8月に始まり、11月に伊参スタジオ映画祭にて初上映、秋から順次公開を予定している。豊嶋と長澤のコメントは以下の通り。(清水一)

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豊嶋花

人生に何度か訪れる転機で、周りに置いていかれているような、心細さを感じてしまうことがあると思います。冬子は、そんな心細さを「弱み」として見せることができず、苛立ちをノエルにまでぶつけてしまいます。強がることは自分にとってマイナスになると分かっていても、そのときは見栄を張ることしか考えられない。そんなときが私にもあります。長閑なひまわり畑で少し成長する冬子を、繊細に演じられるように頑張ります。

長澤樹

初めて台本を読んだ時、冬子とノエルの「見てはいけないものを見てしまった」というようなハッとした気持ちになりました。不安定で危うい感覚と同時に繊細な心のゆらめきと感動がありました。私が演じるノエルは何処かふわふわとしていて「不思議」という言葉が似合う女の子だと思います。不器用にもがきながら確かめ合う「今だけの2人」を見ていただけたら嬉しいです。

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