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“最悪の奇跡”描く『NOPE/ノープ』カギは兄妹の絆、ジョーダン・ピール監督の二面性も反映

謎の“飛行物体”が襲来、試される兄妹の絆…映画『NOPE/ノープ』特別映像 » 動画の詳細

 『ゲット・アウト』『アス』で知られる鬼才ジョーダン・ピール監督の最新作『NOPE/ノープ』(8月26日全国公開)から、“最悪の奇跡”を経験する兄妹を演じたダニエル・カルーヤキキ・パーマー、メガホンを取ったピール監督が、作品のカギとなる兄妹の絆について語る特別映像が公開された。

【動画】謎の“飛行物体”が襲来、試される兄妹の絆…『NOPE/ノープ』特別映像

 本作は、とある田舎町で牧場を営む主人公OJ(ダニエル)とその妹エメラルド(キキ)が、突如飛来した飛行物体らしき“何か”が巻き起こす最悪の奇跡に遭遇するサスペンス・スリラー。謎の物体を目撃した兄妹は、“何か”の物的証拠を収めるべく、バズり動画を撮影することを思いつく。

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 独りで穏やかに過ごすことを好むOJと、自由奔放で外交的なエメラルド。ろくに連絡も取り合ってこなかった対照的な兄妹が、最悪の状況下で互いの絆に気づいていく。ピール監督は「この作品の核にあるのは兄妹の物語であり、繋がりのない状態から、互いを理解し合って、互いをずっと見ていたと認め合う状態へと変わる二人の力を紡いでいる」と補足し、「自分を見てほしい、ありのままに認めてほしいという内なる思いについても描いている」と力を込める。

 正反対な性格の兄妹には、ピール監督自身の二面性も反映したという。「僕はプライバシーを大事にしたい。大勢の人が一斉に振り返って僕を見るなんてことがあったら恐怖だよ。大抵の人がそう感じるのではないかな。なのに、こうして人前に出るような仕事に就いてしまった。そういう要素がとんでもない形で隣り合わせになっている僕の人生が、このキャラクターたちを通して描かれてもいる」とキャラクター設定の裏側を明かした。(編集部・倉本拓弥)

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