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オスカー俳優ブレンダン・フレイザー、もう一度アクション映画に?「キャスティングされることを祈って」と意欲!

日本のファンとの交流を楽しんだブレンダン・フレイザー
日本のファンとの交流を楽しんだブレンダン・フレイザー

 第95回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した俳優のブレンダン・フレイザーが来日し、7日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『ザ・ホエール』初日舞台あいさつに登壇。『ハムナプトラ』シリーズへの出演でも知られるブレンダンは、ファンから「もう一度アクション映画に?」という質問に「キャスティングされることを祈って!」と意欲を見せていた。

【画像】ブレンダン・フレイザー、日本のファンの前に登場!

 劇作家サミュエル・D・ハンターによる舞台劇を、『ブラック・スワン』などのダーレン・アロノフスキー監督が映画化した本作。同性の恋人に先立たれたことで過食状態になり、極度の肥満体となった主人公チャーリー(ブレンダン)が、自らの死期を悟り、疎遠になっていた娘エリーとの絆を取り戻そうと試みる姿を描く。

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 この日は、ブレンダン演じるチャーリーが、大学のオンライン講座で生計を立てていることにちなみ、ZOOMで参加したファンからの質問に答えるコーナーが実施された。『ハムナプトラ』シリーズのファンだという参加者から「もう一度アクション映画に出演する機会はありますか?」と質問が投げかけられると、ブレンダンは「アカデミー賞をいただいたので、(『ハムナプトラ』シリーズを手掛けた)ユニバーサルの方々が僕をまたキャスティングしてくれることを皆さんも一緒に祈ってください」と意欲を見せる。

 また、エリー役のセイディー・シンク、リズ役のホン・チャウ、トーマス役のタイ・シンプキンスら共演者の感想を聞かれたブレンダンは、それぞれの魅力を語るなか、セイディーについて「素晴らしい」と感情を込めて述べると「若いのにあれだけ才能があることがすごい。32年のキャリアを持つ自分からみても驚異的でした。怒りを表現するキャラクターなのですが、観ていただくときに心にとめておいていただきたいのは、心に痛みを抱えている若い女の子であるということです」と解説。

 さらにブレンダンは「(セイディーが出演する)『ストレンジャー・シングス 未知の世界』をご覧になった人はいらっしゃいますか?」と客席に問いかけると「最後の怖いモンスターを覚えていますか? セイディーはこの映画の撮影を終えてから、あのモンスターとの対決のシーンを撮っているんです。だからこそ、モンスターは彼女に勝てるわけなかったんです」と発言し客席を笑わせていた。

 あらためてオスカー受賞について聞かれたブレンダンは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で同じくオスカーを受賞したミシェル・ヨーの名前を出し、「アカデミー賞までの6か月の道のりを、彼女と共に歩めたことを大変光栄に思っていますし、彼女が受賞したことは業界の躍進につながると思っているので、それを見守れたこと嬉しく思っています」と語っていた。(磯部正和)

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