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実写版『リトル・マーメイド』首位デビュー!『アラジン』超えの出足

全米ボックスオフィス考

実写版『リトル・マーメイド』より
実写版『リトル・マーメイド』より - (c) 2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 先週末(5月26日~5月28日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニー実写版『リトル・マーメイド』が興行収入9,557万8,040ドル(約129億円)で首位デビューを果たした。同じくディズニーが自社の名作アニメーションを実写化した『アラジン』(2019)のオープニング興収9,150万929ドル(約124億円)を上回る出足となった。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル135円計算)

【画像】魚のフランダーも実写化

 戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)で祝日だった5月29日(月)を含めた4日間のオープニング興収は、1億1,881万8,903ドル(約160億円)。1億2,000万ドル(約162億円)という予想をほんのわずかに下回るだけの、堅調なスタートといえる。

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 なお、Deadlineによると、ディズニーブランドの実写映画(ルーカスフィルム、MCUは含まない)としては史上第大規模となる、推定8,000万ドル(約108億円)の世界的なプロモーションキャンペーンが行われたという。現在までに世界興収は1億9,778万29ドル(約267億円)を上げている。

 アンデルセン童話「人魚姫」をディズニー風ミュージカルに仕立てた1989年の名作アニメーション映画を、『メリー・ポピンズ リターンズ』『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が実写映画化した本作。アリエル役に抜てきされた歌手のハリー・ベイリーに加え、メリッサ・マッカーシー(アースラ役)、ジョナ・ハウアー=キング(エリック王子役)、ハビエル・バルデム(トリトン王役)、ジェイコブ・トレンブレイ(フランダー役)、オークワフィナ(スカットル役)、ダヴィード・ディグス(セバスチャン役)と芸達者なキャスト陣が集結している。(編集部・市川遥)

5月26日~5月28日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『リトル・マーメイド』
2(1)『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
3(2)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
4(3)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
5(初)『ザ・マシーン(原題) / The Machine』
6(初)『アバウト・マイ・ファーザー(原題) / About My Father』
7(初)『カンダハール(原題) / Kandahar』
8(初)『ユー・ハート・マイ・フィーリングズ(原題) / You Hurt My Feelings』
9(5)『死霊のはらわた ライジング』
10(4)『ブック・クラブ: ザ・ネクスト・チャプター(原題) / Book Club: The Next Chapter』

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