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ワイスピ新作どうなる?ホブス&ショウの歴史を振り返り!

ドウェイン・ジョンソン ジェイソン・ステイサム
ハグするステイサム&ロック様(2015年、『ワイルド・スピード SKY MISSION』のレッドカーペットにて)Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images

 シリーズ開始から18年、21世紀屈指のドル箱シリーズへと成長を遂げた『ワイルド・スピード』に初のスピンオフ作品が登場。題して『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(8月2日公開)。すでにレギュラー入りしているドウェイン・ジョンソンジェイソン・ステイサムの二大肉体派スターが、シリーズで初めてダブル主演を果たす。二人が演じるルーク・ホブス元DSS捜査官と元英国特殊部隊のデッカード・ショウは犬猿の仲なのに、今回はタッグを組んでバイオテロリストに立ち向かうハメになるのだが、まずは二人の歴史をおさらいしてみよう!(村山章)

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第5作でホブスが初登場

ワイルド・スピードMEGA MAX
ホブス(右)が初登場した『ワイルド・スピードMEGA MAX』(C)Universal Pictures/Photofest/ゲッティイメージズ

 ドウェインふんするホブスがシリーズに初登場したのはシリーズの大転換点となった5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)。ホブスはDSS(アメリカ外交保安部)所属の敏腕捜査官で、脱獄犯として逃亡中だったドミニク(ヴィン・ディーゼル)を追ってブラジルはリオデジャネイロに降り立ったのだ!

 ドミニク一味の逮捕に執念を燃やすホブスだったが、仲間を想うマッチョなハゲという共通点があったおかげか、ドミニクと一対一で殴り合った後はお互いに認め合うようになる。さらに6作目の『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)では、オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)という男が率いる犯罪組織を壊滅させるためにドミニク一味に協力を要請するなどすっかりマブダチ状態に。

 以降もホブスはドミニクと一緒に悪党を懲らしめて回っていたのだが、8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)のラストでDSSを退職。娘のサマンサとの時間を大切にすると宣言して引退生活に入った。

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第6作でショウが姿を現す

 一方のデッカード・ショウは、ドミニクと「ルパンと銭形」的な関係だったホブスとは違い、100%混じりっ気なしの敵役として『EURO MISSION』のラストシーンで初めてその姿を現した。

 「初めて姿を現した」としたのは、ステイサムは出演していないものの、3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)の時点でデッカードの関与があったことが明かされたから。時系列がちょっとややこしいのだが、『TOKYO DRIFT』は順番的には6作目の『EURO MISSION』の後の物語で、ドミニクの仲間だったハン(サン・カン)が渋谷のスクランブル交差点を突っ切った後に事故死してしまう。実はその事故を裏で仕組んだでいたのがデッカードだったのだ!

 デッカードが手の込んだやり口でハンを殺害したのには当然ながら理由がある。彼は前述のオーウェン・ショウの実兄で、『EURO MISSION』でオーウェンを倒し、意識不明の状態で病院送りにしたドミニクたちへの復讐心を心に誓ったのである。

第7作で初対面した2人が肉弾戦の名勝負

ワイルド・スピード SKY MISSION
『ワイルド・スピード SKY MISSION』で肉弾戦を繰り広げるホブス&ショウ(C)Universal Pictures/Photofest/ゲッティイメージズ

 デッカードは7作目『SKY MISSION』(2015)の冒頭でホブスの職場DSS本部に潜入し、ドミニク一味の情報をハッキング。この時に初めてホブスとご対面し、たちまちタイマンバトルを始めている。プロレス仕込みの巨体を誇るドウェインと、元水泳選手のしなやかマッチョのステイサムの肉弾戦は、『MEGA MAX』のヴィン・ディーゼルVSドウェイン・ジョンソン戦と並ぶ「ワイスピ」史上の名勝負だろう。

 ステイサムといえば『トランスポーター』シリーズなどでスピーディーな超絶アクションを披露してきた東の横綱。ドウェインは大地震から大火災、動物が巨大化する珍騒動まで筋肉と行動力で解決してきた西の横綱。この二人が正面からぶつかり合う名カードは、ドウェインのレスラー時代の得意技“ロックボトム”まで飛び出す大盤振る舞いの大サービスだった。

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第8作で敵対していた関係に変化

ワイルド・スピード ICE BREAK
『ワイルド・スピード ICE BREAK』のホブス(C)Universal Pictures/Photofest/ゲッティイメージズ

 犯罪者を憎むホブスにとって、デッカードは永久に刑務所に閉じ込めておきたい極悪人。ところが8作目となった前作『ICE BREAK』から、ちょっと風向きが変わってきている。というのも、同作でホブスは無実の罪で刑務所に送られてしまい、服役中のデッカードと再会し、行きがかり上とはいえ協力して脱獄を図ったのだ。さらに利害関係が一致したことで、デッカードはドミニク一味+ホブスと一時的に共闘することになり、デッカードの「ハン殺害」や「DSS本部を急襲してホブスに大怪我を負わせた事件」は一旦棚上げ状態になっているのが、最新作『スーパーコンボ』直前の近況ということになる。

ワイルド・スピード ICE BREAK
『ワイルド・スピード ICE BREAK』のショウ。ホブスとそろって囚人服(C)Universal Pictures/Photofest/ゲッティイメージズ

 さて、では『スーパーコンボ』ではなぜホブスとデッカードが組むことになるのだろうか? その鍵を握るのが、英国諜報局MI6のエージェントである新キャラクターのハッティ・ショウ(ヴァネッサ・カービー)。ショウという苗字からわかる通りデッカードの妹だ。

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最新作では力を合わせて超人的テロリストと死闘

ワイルド・スピード/スーパーコンボ
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』撮影風景。左にイドリス・エルバ演じるブリクストン Jeff J Mitchell/Getty Images

 予告編によると、ハッティは人類を滅ぼすウィルスを狙うテロリストのブリクストン(イドリス・エルバ)に追われており、デッカードは妹を救うため、ホブスは世界の危機を防ぐために力を合わせる模様。ところがブリクストンはムキムキの大男というだけでなく、遺伝子操作的な技術で超人的パワーを手に入れているらしく、アクション史上最強クラスの二人をもってしてもやすやすとは倒せない。恐るべき強敵になることは間違いない。

凸凹お笑いコンビとしての名(迷)場面にも期待

 とはいえ、筆者が一番楽しみにしているのは、アクションよりもむしろ『ICE BREAK』で発揮されていた、凸凹お笑いコンビとしてのドウェインとステイサムの相性の良さだ。

 『ICE BREAK』には、ホブスとデッカードのどちらが“最強”かでお互いをののしり合う場面がいくつか登場する。特にドウェインはWWEのレスラー時代から、泉があふれるようにへらず口を叩きまくるマイクパフィーマンスの天才であり、刑務所で対峙した時に言う「おまえの歯をのどの奥まで蹴り入れて、ケツからでないと歯磨きできないようにしてやる!」というイカれた名セリフもドウェインのアドリブなのだ(劇中では、あまりのバカバカしい物言いに思わず素で笑ってしまったステイサムの表情まで見ることができる)。

ドウェイン・ジョンソン ジェイソン・ステイサム
今年4月にラスベガスで行われたシネマコンにて Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images for CinemaCon

 へらず口の速射砲であるドウェインと仏頂面で応酬するステイサム。このコンビがあまりにもうまく行ったからこそ、今回のスピンオフ(原題は『ホブス&ショウ』)がバディムービーとして企画されたのだろう。いかにもアメリカ的なドウェインと、奇妙な礼儀正しさと皮肉なユーモアを併せ持つ英国人のステイサムという個性のぶつかり合いは、作品の大きな魅力になるはず。ステイサムがノッているのは、今回初めてプロデューサー業に進出していることからも伝わってくる。

 さらに前作『ICE BREAK』でデッカードの母マグダレーンを演じたオスカー女優のヘレン・ミレンも続投するほか、予告編では、物語の舞台が南海の楽園サモアに飛び、ホブスの実家と親戚一同が参戦することまで明かされている。これまでホブスのプライベートは娘がいること以外明かされてこなかっただけに、スピンオフならではの愉快なプレゼントが期待できそうだ。

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