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第27回橋田賞に岡田将生、菅田将暉ら 新人賞は永野芽郁

左から菅田将暉(2016年撮影)、岡田将生(2018年撮影)、永野芽郁(2019年撮影)
左から菅田将暉(2016年撮影)、岡田将生(2018年撮影)、永野芽郁(2019年撮影)

 第27回「橋田賞」が31日発表され、大河ドラマ「西郷どん」や連続テレビ小説「まんぷく」の松坂慶子、「警視庁捜査一課長」「科捜研の女」の内藤剛志らベテランのほか、岡田将生菅田将暉らが受賞。昨年6月に放送された室生犀星原作のスペシャルドラマ「あにいもうと」では山田洋次(脚本)、大泉洋宮崎あおいがそろって受賞したほか、連続テレビ小説「半分、青い。」の永野芽郁が新人賞に輝いた。橋田賞大賞は該当なしの結果となった。

【写真】昨年の授賞式の様子

 同賞は、一般財団法人「橋田文化財団」が、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。授賞式は5月10日、ホテルニューオータニにて行われる予定。受賞者には本賞(置時計)と副賞(賞金100万円)が贈られる。橋田賞各賞と受賞理由は次のとおり。 (編集部・石井百合子)

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【橋田賞大賞】該当なし

【橋田賞】
山田洋次(脚本家・映画監督)
本年度の「あにいもうと」(TBS)の脚本に対して。兄と妹の複雑な情愛を軸に、相手を思うが故の厳しさや、家族だからこその甘えの美しさ、難しさを温かくユーモラスに映し出しながら、兄妹が新たな人生を歩んでいけるという新たな結末を描き、多くの視聴者の共感を得た。

松坂慶子(俳優)
本年度の「西郷どん」(NHK)での隆盛の母親役や、「まんぷく」(NHK)における主人公の母親役の圧倒的な存在感と魅力的なキャラクターが、多くの視聴者の支持を得た。

内藤剛志(俳優)
「警視庁捜査一課長」や「科捜研の女」シリーズ等において、誠実で正義感が強く人情味あふれる刑事役をそれぞれ見事に演じ分け、安定した人気を獲得し多くの視聴者の支持を得た。

大泉洋(俳優)
本年度の「あにいもうと」の演技に対して。妹への過剰な愛情からつい衝突してしまう、家族思いの昔ながらの大工という役柄を、丁寧にまた時にはコミカルに生き生きと演じて多くの視聴者の共感を得た。

宮崎あおい(俳優)
本年度の「あにいもうと」の演技に対して。役柄のために大型免許を取得したり、本気で兄とぶつかりあったり徹底した迫真の演技で多くの視聴者に感動を与えた。
              
岡田将生(俳優)
本年度の「昭和元禄落語心中」(NHK)の演技に対して。落語を語るばかりでなく、若い頃から幽玄な老年までを熱意と努力で演じ切り、有楽亭八雲の生きざまを見事に表現して高い評価を得た。

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菅田将暉(俳優)
本年度の「トドメの接吻」(日本テレビ)、「dele」(テレビ朝日)等における才気にあふれた演技は群を抜いており、多くの視聴者の支持を得た。
            
安住紳一郎(TBSアナウンサー)
「ぴったんこカン・カン」などのバラエティから「新・情報7daysニュースキャスター」等の報道番組まで幅広く活躍し、人と人とのつながりを大事にしながら自分の言葉で情報を発信する姿勢が多くの視聴者の支持を得た。

【橋田賞新人賞】
永野芽郁(俳優)
本年度の「半分、青い。」(NHK)の演技に対して。ハンディキャップを背負いながら、失敗を恐れないバイタリティで挫折と回り道を重ねながら懸命に生きるヒロインの40年に及ぶ人生を類いまれなる表現力で演じきった。

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