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『ナイブズ・アウト』シリーズはずっと続く!ダニエル・クレイグが立ち続けられる限り

第47回トロント国際映画祭

長寿シリーズ化を宣言!
長寿シリーズ化を宣言!

 現地時間11日、『007』のダニエル・クレイグが名探偵ブノワ・ブランにふんしたシリーズ第2弾『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』が第47回トロント国際映画祭で上映された。オールスターキャストと共にQ&Aを行ったライアン・ジョンソン監督は「次作も決まっているし、ダニエルが立ち続けられる限り、ずっと作り続けるよ」と本作の長寿シリーズ化を宣言した。

【動画】『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』ティーザー予告編

 第1弾『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』は、製作費4,000万ドル(約54億円)で世界興行収入3億1,160万5,581ドル(約421億円)を上げたヒット作。良質ミステリーならではの練り込まれたプロットとエンタメ性の高さが評価され、アカデミー賞脚本賞ノミネートも果たした。大手ストリーミングサービスによる争奪戦の結果、第2弾および第3弾の配給権はNetflixが競り落としている。(数字は Box Office Mojo 調べ・1ドル135円計算)

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 そして今回、トロント映画祭でワールドプレミア上映されたのが、第2弾『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』だ。エドワード・ノートン演じるIT業界の大富豪マイルズ・ブロンが、彼のセレブな友人たちをギリシャの孤島に招待して殺人推理ゲームを行おうとするが、実際に殺人事件が起きてしまい……。そこになぜか招待されていたブノワが、事件解明に乗り出すことになる。

 細部に張り巡らされた伏線の鮮やかな回収はもちろんのこと、前作以上にコミカルなダニエルのはっちゃけた演技は必見。エドワード・ノートン、ジャネール・モネイケイト・ハドソンデイヴ・バウティスタら芸達者なオールスターキャストたち(+豪華カメオ)も大いに笑わせてくれるほか、今回は大富豪のプライベートアイランドで起こる殺人事件とあって、ゴージャスな舞台装置やハイブランドの衣装も見どころといえる。

 監督・脚本のライアン・ジョンソンは「第1作のインスピレーションの多くはアガサ・クリスティから来たものだった。シリーズ化に際しての僕のアイデアも、いわゆる“続編”を作るのではなく、クリスティがやったように“同じ探偵だけど一作ごとに新しいストーリーにする”というものだった」と『グラス・オニオン』制作にあたって重視した点を明かす。

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 「ジェットコースターに乗っているような楽しい殺人ミステリーという部分は同じだが、完全に新しいキャストとキャラクター、トーン、挑戦、舞台にするんだ。殺人ミステリーというジャンルは永続的で、それはクリスティによって証明されている。次作も決まっているし、ダニエルが立ち続けられる限り、ずっと作り続けるよ」と意気込んでいた。トロントの観客の熱狂ぶりを見ると、ジョンソン監督の試みは成功といえそうだ。(編集部・市川遥)

映画『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』は12月23日よりNetflixで独占配信
第47回トロント国際映画祭は現地時間18日まで開催

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