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『スター・ウォーズ』3本の新作映画で「過去・現在・未来」描く ルーカスフィルム社長&監督陣が説明

画像は映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より
画像は映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 現地時間7日、『スター・ウォーズ』新作映画3本の製作が、イギリス・ロンドンで開催中の公式ファンイベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」で発表された。ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディは、「ジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ』の物語を神話的なタイムラインに沿って先に進めたり、さかのぼったりしたいと考えていましたが、今、それをさらに広げて行こうとしています」と劇場映画の今後の方針を説明。新作を手掛ける監督陣をステージに招き入れ、概要を説明した。

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 『スター・ウォーズ』シリーズは、2019年公開のエピソード9『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』以降、劇場映画が製作されていなかった。今回発表された3本の映画は、いずれも初期段階だが、ジェームズ・マンゴールド監督(『LOGAN/ローガン』)、デイヴ・フィローニ監督(『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』)、シャルミーン・ウベード=チナーイ監督(「ミズ・マーベル」)の三人によって企画が進められている。

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劇場映画のタイムライン - 2023 Getty Images

 マンゴールド監督の作品は、オリジナル三部作の25,000年前へとさかのぼり、フォースを操る最初のジェダイに迫る物語となる。オファーを受けてすぐに、「『スター・ウォーズ』の中で、自分ならどんなジャンルの映画を作りたいのだろうか」と考えたというマンゴールド監督。セシル・B・デミル監督の名作『十戒』を例に挙げながら、「聖書的なフォースの夜明け(Dawn of the force)についての大作で、フォースとは一体どこから生まれたのか、それはいつ頃発見されたのか、それをどう使うかを発見したのはいつ頃のことなのかといったことです」と説明した。

 「クローン・ウォーズ」の生みの親であり、「アソーカ」などの実写ドラマシリーズを手掛けるフィローニ監督は、「マンダロリアン」で扱う新共和国時代の物語を描く。「マンダロリアン」などのタイムラインは「とてもオープンでワクワクするもの」と語ったフィローニ監督は、「このタイムラインで新しいものを作り、それが(EP7)『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』後に起きる、ヒーローたちにとって不幸な出来事における壮大な戦いへと続いていくのです」と予告する。

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発表のラストにサプライズ登場したデイジー・リドリー - 2023 Getty Images

 チナーイ監督の新作では、続三部作で主人公・レイを演じたデイジー・リドリーがカムバック。『スカイウォーカーの夜明け』から15年後を舞台に、ジェダイマスターとなったレイが、ジェダイ・オーダー再建を進める。「世界にはもっと多くのヒーローが必要です。私も圧政権に立ち向かうリアルなヒーローたちのことを応援してきましたが、それこそが本当に不可能に近いことであるわけです。ですから私は新しいジェダイ・オーダーについて描き、ジェダイ・アカデミーやパワフルなジェダイマスターの世界に身を投じるのです」と説明したチナーイ監督。ラストに登場したデイジーは、「ここロンドンで皆さんにお会い出来て、とても嬉しいです。キャスリーンさん、私を再び招き、この旅路を続けさせてくださり、ありがとうございます」とシリーズ復帰を報告していた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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