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『マイ・エレメント』3D版がすごい!「風」がフワフワ飛び出す

手で触れられそうな「風」のエレメント
手で触れられそうな「風」のエレメント - (C) 2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 ディズニー&ピクサーの新作アニメーション映画『マイ・エレメント』(公開中)のピーター・ソーン監督がインタビューに応じ、これまでのピクサー映画とは一味違う同作の3D表現について明かした。

【画像】フワフワな「風」のエレメントたち

 「火」「水」「土」「風」のエレメント(元素)たちが暮らすエレメント・シティを舞台に、火の女の子と水の青年の恋を描いた本作。アニメーション表現では常に最先端をいくピクサーはそれぞれの特性を生かして「火」「水」「土」「風」を見事にキャラクター化しており、その質感や感情表現は目にも楽しい。

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 ソーン監督は「この世界のデザインを考え始めた初期から、僕たちはとても新しいことをやっている、そして、これはファンタジーだと感じていました。『そんな本作をどう観客の皆さんに体験してもらえばいいのか?』と考えている時に、3Dというアイデアが出てきたんです」と明かす。

 「ピクサーの映画は全て3Dのプロセスを経て作られます。でも、僕たちは常に控えめに、3Dは奥行きを出すために使ってきました。ですが僕は、観客にこの世界にもっと入り込んでもらうため、3Dを前面に押し出したいと言いました。観客がより楽しめるよう、このレベルでスクリーンから出てくるようにしたのは、ピクサー初なんです」

 中でもその効果を堪能できるのが、「風」のエレメントたちが競技を繰り広げるスタジアムでのシーンだ。「エレメントたちは人間ではないので感触も違い、『風』のエレメントたちはフワフワと浮かびます。それに触れることができるような、手を出してつかめるような感じにするのは楽しいと思ったんです。やり過ぎると気を散らせることにもなりかねませんが、少しなら良いのではないかと。僕と僕の家族も3D映画を観るのが好きですし」とほほ笑んだ。想像力にあふれた美しいエレメント・シティもそれぞれに質感が違うエレメントたちも、3Dで堪能するのにぴったりといえる。(編集部・市川遥)

映画『マイ・エレメント』は公開中

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