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山下智久、5年ぶり民放ドラマ主演 フジ4月期「ブルーモーメント」で災害から人の命を救う気象学の天才に

山下智久
山下智久

 俳優、歌手の山下智久が、小沢かなのコミックを実写化する2024年4月スタートのフジテレビ系ドラマ「ブルーモーメント」(毎週水曜22時~22時54分)で5年ぶりの民放ドラマ主演を務めることが21日、明らかになった。本作は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、命がけで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘を描く物語。山下が演じるのは、SDM本部のチーフ/気象研究官の晴原柑九朗(はるはら・かんくろう)。山下にとって民放ドラマの主演は2019年4月期の「インハンド」(TBS系)以来。フジテレビ系ドラマの出演および主演は、世帯視聴率16.4%を記録した2017年7月期の月9「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」以来、7年ぶりとなる(※視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。

山下智久&新垣結衣ら「コード・ブルー」メンバー集結!【写真】

 本作は、現在「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載中のコミック「BLUE MOMENT」が原作。コミックは2巻まで発刊しており3巻が2024年4月発売予定。タイトルの“ブルーモーメント”とは、日の出前と日の入り後のほんのわずかな間だけ、その街全体が濃い青色に染まる時間のこと。「ブルーモーメントを見られること」は、「いつもとなんら変わらない朝を無事に迎えられること」を意味する。

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 主演の山下が演じる晴原は、気象庁気象研究所の研究官。端正な顔立ちと爽やかな笑顔がトレードマークで、報道番組のお天気コーナーにも出演している。だが、彼には気象災害から人命を守るために活動するSDM本部(特別災害対策本部)のメンバーという別の顔があった。SDM本部とは、近年多発する自然災害において、対応の遅れによる人的被害の拡大を防ぐために内閣府直属のチームとして設置された組織。その中で、リーダー格(チーフ)を務める晴原は気象学の天才で、持ち前の頭脳と現場で感じた生の天気から膨大な気象情報を多角的に考察することができ、人命がかかる緊迫した状況でも一手先を読む力を持ち合わせている。毒舌のため周囲から反感をかうこともしばしば。だが、晴原の人命救助に対する熱い志や真っすぐな姿勢はやがて仲間の彼に対する見方を変え、共感を得た者たちと共に唯一無二のチームを作り上げる。

 一方で、彼が気象学で命を救うことを志した理由でもある、最愛の人の死を巡るミステリーが描かれる。脚本は、映画化もされた「イチケイのカラス」シリーズの浜田秀哉。音楽は、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズや「海猿」シリーズを担当した佐藤直紀

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 山下は、「コード・ブルー」シリーズに続いて人の命を救うドラマで主演を務める巡り合わせについて「実際、自分自身が人の命を救えるわけではないのですが、ドラマ『コード・ブルー』の時に番組を見て数年後にドクターになられた先生方にもお会いさせていただいたこともあります。感極まる経験をさせていただきました。このように、見ていただいた方々に間接的にでもプラスの影響を与えられるようなドラマにするべく、1センチ、1ミリ、1秒にこだわり、真摯(しんし)に向き合っていきたいです」とコメントを寄せている。

 山下、プロデュース・高田雄貴のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

山下智久

・『コード・ブルー』以来、7年ぶりにフジテレビドラマで主演を務めることについて。
 「幼い頃から数々の作品に出させていただいたフジテレビさん、7年ぶりにまたこのような素晴らしい作品で主演をやらせていただけること、光栄に思っております」

・そしてどういう巡り合わせか、今回も再び「命を救う」ドラマになりました。その点について。
 「実際、自分自身が人の命を救えるわけではないのですが、ドラマ『コード・ブルー』の時に番組を見て数年後にドクターになられた先生方にもお会いさせていただいたこともあります。感極まる経験をさせていただきました。このように、見ていただいた方々に間接的にでもプラスの影響を与えられるようなドラマにするべく、1センチ、1ミリ、1秒にこだわり、真摯(しんし)に向き合っていきたいです」

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・原作を読んでの感想をお聞かせください。
 「身近に感じていた“天気”について知らなかったこと、また掘り下げていく細やかな描写などがとても興味深く、のめり込んで読ませていただきました。生きていくヒントになるような原作からいただくパワーをドラマでもしっかり皆様にお伝えできるよう全力を尽くしますので、ぜひ放送を楽しみにしていてください」

プロデュース 高田雄貴(フジテレビ ドラマ・映画制作部)

 「本作は、気象災害に立ち向かう世界的にも珍しいドラマです。異常気象がもはや“異常”ではなくなり、地球上の全ての人にとって“自分ごと”になっている今だからこそ本作をやるべきだ、そう思い企画しました。原作は、小沢かな先生の同名タイトル漫画です。主人公が“卓越した数学脳で天気を解析する”画期的な原作のストーリーに、晴原のもとに仲間が集まっていくチームドラマという、もう1つの軸を加えることをご了承いただきました。そしてその主人公・晴原柑九朗を演じて頂くのは、山下智久さんです。実は原作を読んでいた時から“実写化するなら晴原は山下さん以外いないだろう”と思っていました。まず小沢先生が描く晴原と山下さんがとても似ているんです(笑)。そして内面も、晴原は非常に芯が強いキャラクターなのですが、ストイックでそして何事にも真摯(しんし)に向き合われる山下さんにぴったりです。“命を救う”役が日本トップレベルにハマる俳優である山下さんが、今回は天才的な数学脳を使ってバシバシと人々を救っていく姿、ぜひご注目頂ければ、と思います。さらに本作には、脚本・浜田秀哉さん、音楽・佐藤直紀さんという最高の制作陣に集まって頂けました。浜田さんが紡ぐ緻密で感動的な物語と壮大で美しい佐藤さんの音楽に包まれ、山下さん演じる晴原が仲間たちを集めてチームを作り、人命を救っていく様子は、必ず視聴者の皆さまの心に“快晴”をお届けできると確信しております。来春の水曜22時枠、是非ご覧ください!」

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