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映画で迷ったときはコレ!Netflix10本勝負(2/2)

『ホットガールズ・ウォンテッド』
性産業ってどういうこと? その実態を改めて考えさせられます

 Netflixには数多くのオリジナルコンテンツがありますが、特に優れているのが、内容の濃いドキュメンタリーの数々。旧作もオリジナルも大変クオリティーの高いものがたくさんあるのでぜひどんどん観ていただきたい! この作品は、映画『セレステ∞ジェシー』で脚本・主演を務めた女優のラシダ・ジョーンズが製作し、2015年のサンダンス映画祭で話題になった作品。『ホットガールズ・ウォンテッド』とは、日本語に訳すと「エロい女の子募集中」ということ。たくさんの若い女の子たちが、インターネットのポルノ動画に出演しているというアメリカの現実に迫ります。有名になりたい、親から離れて暮らしたい、そんな単純な理由で家を出た女の子たち。「楽に稼げるから」という理由で世界中に配信されるインターネットで安易にポルノに出演してしまった彼女たちを待っているのは、過酷すぎる現実です。最近日本では、アダルトビデオの出演に関する問題が話題となっていますが、この映画に出てくるインターネットポルノというのは、プロのポルノ業界ではなくアマチュアポルノという特殊な業界。ルールがないという怖さです。過激であればあるほど人を呼び、金を生む。プロではないからこそ、女性たちがたやすく傷つけられてしまうという恐ろしい問題は、インターネットが主流となっていく時代の中、世界中でさらに大きくなっていくのではないでしょうか? 

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『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
バイオレンスなのに大爆笑! 名匠ガイ・リッチー監督が無名時代に撮った出世作!

 ブラッド・ピットの主演映画『スナッチ』や、『シャーロック・ホームズ』で有名なイギリスの監督ガイ・リッチー。彼がまだ無名だったときに撮り、後にハリウッドに進出するきっかけになった作品がこちらです。ユーモラスなセリフ回しをする個性的で愛すべきキャラクターたちは、どいつもこいつも最悪のワルなのですが、なぜか憎めないし、かっこいい! 主人公は4人のチンピラ。法外な大金が動く違法な闇ポーカーで5万ポンド(約650万円・1ポンド130円計算)というとんでもない借金をつくってしまった彼らが、1週間後の返済期限までにお金をかき集めまくるというドタバタ劇です。めっちゃバイオレンスなのになぜか大爆笑できちゃう! 108分の映画なのですが、あまりにもスピーディーな展開で飽きることは一切なく、びっくりするほどすぐに終わってしまうはずですよ。さらにこの作品は、映画『トランスポーター』シリーズなどの人気アクションスター、ジェイソン・ステイサムのデビュー作でもあるのです。もともと資金がなくて、フレンチ・コネクションというブランドから出資してもらったこの作品。ジェイソンは当時、フレンチ・コネクションのモデルをしていたことがきっかけで出演することになったそうです。残念ながらこの作品では、『エクスペンダブルズ』のような派手アクションはありませんが、セクシーハゲは相変わらず。なんと当時31歳だというのですから驚きです! ちなみにリッチー監督はこの作品をきっかけにハリウッド進出。2年後にはマドンナと結婚(のちに離婚)しちゃうんですから、とんでもない出世作ですね!

スモーキング・ハイ
マリファナでキマりまくりの男二人が、ブッ飛びながら逃避行するドタバタアクション

 ハリウッドの超問題児として、とっても愛されている(?)おバカコンビのセス・ローゲンジェームズ・フランコの出演作。もちろん、実際はとっても知的な方たちなのですが、仕掛ける映画は本当に「おバカ」そのもの。2014年には、北朝鮮をパロディーしまくった映画『ジ・インタビュー(原題) / The Interview』を二人で製作・主演して、その内容が金正恩を相当バカにした内容だったことから、なんと国家をも巻き込む大問題を巻き起こしちゃいました! そして最近では、11月に日本公開が決定したオトナ向けのアニメ映画『ソーセージ・パーティー』の脚本をセスが執筆・出演し、ジェームズも声の出演を果たしています。そんな彼らが初めてコンビを組んだ作品が、この『スモーキング・ハイ』。常にラリっている二人の主人公が、殺人事件を目撃して、ラリったまんま逃避行を繰り広げるという大爆笑のコメディーです。ジェームズといえば、やっぱり『スパイダーマン』のような、“ちょっと影のあるイケメン”という印象が強いですが、この映画じゃ宇宙のゴミくず同然のダメ男。ちなみに本作の原題は『Pineapple Express(パイナップル・エクスプレス)』というのですが、決してパイナップル急行という意味じゃありません。極上のマリファナの名前です。葉っぱを吸いまくって、目はトローン。発言は完全におかしい上に、たまにヘラヘラしている姿はサイテーすぎて笑いが止まりません! 

弾丸ランナー
若き堤真一が、若き田口トモロヲ、ダイアモンド☆ユカイと猛ダッシュで追いかけっこ!

 「弾丸ランナー」というタイトルのごとく、弾丸のように走る! 走る! 走りまくる、SABU監督のデビュー作。田口トモロヲ演じる銀行強盗を企てた主人公は、「顔を隠すマスクを買い忘れる」というとんでもない凡ミスを犯してしまいます。「しまった!」と立ち寄ったコンビニでマスクを買おうとするも小銭がないから万引き! 店員を撃っちゃうんですが、あろうことかその店員はシャブ中でめっちゃ追いかけてくる。さらに小心者のヤクザも追いかけてきて……と超地味な犯罪がきっかけとなり、事態は予想をはるかに超える大騒動に。そこからは、ひたすらいい年こいた大人たちが、追いかけ、追いかけられ、走りまくります。この映画、1996年の公開なのですが、キャスティングがすごい! ヤクルトスワローズの帽子をかぶった強盗役を田口、シャブ中の店員がダイアモンド☆ユカイ、そしてヤクザ役に堤真一。82分という短い映画ですが、荒削りながらもSABU監督の才能を感じられる映画です。今では日本映画界を代表すると言っても過言ではない堤の原点が詰まっているSABU作品! この作品をきっかけに、SABU監督作品の顔となった堤はこのあと『POSTMAN BLUES ポストマン・ブルース』、『MONDAY マンデイ』、『DRIVE ドライブ』に主演。それぞれの作品での堤をぜひ楽しんでいただきたい。女子が観るとドン引きすると思いますが、男子が観ると思わず吹き出してしまうような超バカらしいエロシーンにも注目です。

『ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら』
Netflixが作った本格派映画は笑いあり、アクション映画のスーパーエンターテインメント

 こちらは映画館ではなく、Netflixで配信されるためだけに作られた映画なのですが、劇場公開作品にも全然負けない面白さ。主演は、映画『ロンゲスト・ヤード』などのコメディー俳優アダム・サンドラー。彼は、『50回目のファースト・キス』『ウェディング・シンガー』などでドリュー・バリモアと共演し大ヒットを飛ばしてきた人。どこかおマヌケなのに、優しくて、いい奴! という鉄板キャラなのですが、彼の作る作品はただおかしいだけじゃない、あたたかい気持ちにさせてくれる良作が多いんです。本作では、さえない人生を送っているチャーリー(デヴィッド・スペード)のもとに現れた悪い友達のマックス(アダム)が、ある提案をすることで物語が転がり始めます。それは「チャーリーを偽装で死なせて、裕福な男として新たな人生を歩ませる」というとんでもないアイデア! 最初は、その生活を思い切りエンジョイしていたチャーリーですが、実は生まれ変わった男はめっちゃ悪い奴で、いろんなひとから命を狙われる羽目に!? 最初から最後まで終始ドタバタのおバカアクションですが、そこは「泣かせるコメディー俳優」アダム。やっぱりほっこりさせてくれちゃいます。そして俳優陣に負けていないのが女優たち! 映画『ウォークラフト』で注目されているポーラ・パットンと、『10日間で男を上手にフル方法』で知られる実力派のキャスリン・ハーンが繰り広げる大爆笑の「女の戦い」も見逃せません!

10作品すべてNetflixで配信中

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